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インクルーシブ社会の実現へ 手話CGとデジタルヒューマンKIKIを開発

インクルーシブ社会の実現へ 手話CGとデジタルヒューマンKIKIを開発の画像

NHKエンタープライズでは、障がいの有無や国籍、年齢、性別などに関係なく、違いを認め合い、共生していく、いわゆる「インクルーシブ社会」の実現を目指しています。その活動の一環として、開発したのが、「手話CG」と「デジタルヒューマンKIKI」です。

自動取得したデータを活用するため
24時間365日、対応可能な手話CG

聴覚障がいは、外見から障がいの有無を判断しづらいため、「目に見えない障がい」と言われます。また日常生活の中では健常者と変わらない行動を取ることができるため、日本ではサポートが遅れている現状があります。とくに災害情報は警告音や音声で伝えられることが多いため、聴覚障がい者はすぐに気づくことができません。そこで、社会に生きる人々が平等に情報を得られるよう、リアルタイムで自動取得した音声データを3Dアバターが手話で表現する仕組みを作りました。それが「手話CG」です。自動取得したデータを活用するため、24時間365日、いつでも対応することができ、暮らしに欠かせない気象情報や災害情報の伝達にとくに力を発揮します。

株式会社NHKグローバルメディアサービスと共同開発していた手話CGプロジェクトが「デジタルヒューマンKIKI」で、こちらは日本手話、アメリカ手話、そして国際手話を扱うことができるバーチャルな通訳者です。

手話は、手や腕の動きはもちろんのこと、顔の表情や体の動きなども伝達に用いるコミュニケーションです。KIKIはNHKの放送技術研究所が長年にわたって作ってきた約7000語の日本手話単語のデータベースを使い、なめらかな手話を実現しています。今後さらに語彙を増やすべく新たなシステムの開発も行っています。

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