万博でロボコン! 新イベント「XROBOCON」開催レポート

万博会場で初めてのロボコン実施
2025年8月26日・27日、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」で新イベント「XROBOCON(エクスロボコン)」を開催しました。1,900人収容の会場で2日間にわたり、新たに開発した競技会に加え、「高専ロボコン」「学生ロボコン」「DCON」「神ゲー創造主エボリューション」など既存イベントのデモンストレーションも実施しました。
新競技会「XROBOCON」の立ち上げ
XROBOCONは、ロボティクス、AI、ゲームをかけ合わせた新たな競技として企画されました。2024年末から本格的に準備を開始し、今回の万博会場で初めて披露しました。従来のロボコン同様「競技ルール」の設計をゼロから行い、難易度の高い新しいチャレンジとなりました。
多様な参加者と協賛企業

参加者は、ロボコンのOB・OGだけでなく、学生や社会人、ゲームクリエイターやエンジニアなど幅広い分野から100名以上が集まりました。4チームに分かれて約6か月間にわたり準備を進め、本番に挑みました。協賛企業様も10社にご参画いただき、既存ロボコンにご協賛いただいている企業様に加えて新たに参加してくださった企業様も含め、大会の企画から実施まで支えていただきました。
2日間で約2,500人が来場

イベント当日は、参加者の関係者や応援団、現役のロボコン参加学生など、幅広い来場者が会場を訪れました。2日間で約2,500人が観覧し、海外からの来場者をはじめ万博会場ならではの新しい観客層にもXROBOCONを体感してもらうことができました。
デモンストレーションと連動企画
本大会では、新競技に加え、既存イベントの優秀チームやクリエイターが登壇し、それぞれの成果を披露しました。さらに、今年12月に上演予定の舞台「ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-」との連動企画も実施し、出演キャストがゲスト参加しました。これにより異なるファン層を巻き込み、会場は大いに盛り上がりました。
AIが操作するロボット競技
XROBOCON競技会の特徴は「人間ではなくAIがロボットを操作する」という点です。4チームそれぞれが独自の方法で挑戦し、決勝戦では会場全体が大きな熱気に包まれました。単なる勝敗だけでなく、観客をいかに盛り上げたかも評価対象となり、応援グッズや独自の演出で観客を巻き込む工夫も見られました。
イベント後の広がり

大会終了後には交流会を実施し、参加チーム同士や協賛企業、観覧に来た学生やエンジニアの間で新たなつながりが生まれました。オンラインコミュニティ(Discord)も運用を続けており、イベント参加者や観覧者を含む約680人が参加しています。
今後に向けて
今回のXROBOCONは、万博会場という特別な場で新しい取り組みを実施できたことに大きな意義がありました。年代や分野を超えた交流の場となり、新たな可能性を生み出す第一歩となりました。今後もイベント事業部・ロボコンユニットでは「テクノロジー×エンターテインメント」を軸に、既存のロボコンの運営とあわせて、新たなイベントやコンテンツの開発に取り組んでいきます。
XROBOCON イベント本番の模様(アーカイブ配信)
1日目 2日目
ロボコン(高専・学生ABU・小学生ロボコン・XROBOCON)公式HP
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